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今日の料理は、鹿児島の郷土料理『さつま汁』を作ってみました。
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みなさんは、鹿児島の郷土料理で汁ものと言えば『豚汁』を想像するかと思います。
ただ、豚汁と言えば、最近は『すき家』や『ジョイフル』など、
牛丼屋やファミレスなどでも普通にメニューにありますよね。
※『ジョイフル』自体、九州管内なので、地方色が強いですが・・・。

『さつま汁』は、あまり聞かない気もします。

この『さつま汁』、一般的なレシピでは、鶏の骨付き肉のぶつ切りを、さつまいもや人参などの根菜と一緒に煮込み、味噌仕立てかすまし汁にします。

そう、決定的な違いは、豚汁は豚を使いますが、さつま汁だと鶏肉を使います。

いったい、いつぐらいから鹿児島で広まったのでしょうか、

その由来は、江戸時代にさかのぼります。
江戸時代のころ薩摩藩で、兵士の士気を高めるため闘鶏を行っていました。
そのときに負けた鶏をぶつ切りにして野菜と煮込んで食していたのが始まりとされています。

今回は、『さつま汁』をSyuntaro流に少々アレンジしてみました。

アレンジとはいえ、突飛な材料を使用したわけでもなく、
鴨など、他の鳥肉を使ったわけではありません。

少々、鶏肉の焼き方と煮方を変えてみました。

一般的なレシピだと、フライパンで軽く焼いたあとに、煮えにくい順から煮ていきます。

今回の調理方法の何が違うかと言うと、
食材ごとに煮てから合わせていく『筑前煮』を参考にしてみました。

さっそく、作っていきたいと思います。
-作り方-
①鶏もも肉を、皮の方から弱火でじっくりと焼いていき、20分程度焼いたら裏返してさらに身の方を焼きます。焼きあがったら、火からおろしておきます。
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余分な油を取り除きます。

②もも肉を焼いている間に、鶏団子と野菜を準備していきます。鶏団子の作り方は、以前のつくねの作り方を参考にして下さいませ。⇒作り方はこちら鶏団子鍋 つくねの味噌汁
野菜類は1~2㎝程度の乱切りにしていきます。厚揚げを1㎝程度の厚みに切り、こんにゃくはスプーンを使ってちぎっていきました。
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③下茹でを行います。ゴボウやこんにゃくをしっかり茹で、他は軽く茹でます。厚揚げも軽く茹でて、油抜きを行います。
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④お湯を沸かした鍋に、鶏団子を落とし、軽く浮くまで弱火で煮ます。

⑤ゴボウ、人参、こんにゃくを混ぜ合わせて炒めます。
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⑥すべての素材を鍋に混ぜ合わせて、味噌を加えて、さらに煮ていくと完成です。
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※味噌はこのくらい使いました。大さじ6くらいです。

-材料- 10人前
鶏もも肉 1枚
ゴボウ 1本
人参 1本
かぼちゃ 1/4個
こんにゃく 1枚
味噌 大さじ6
水 1200ml
炒め油 大さじ1(ごま油使用)
~つくねの材料~
鶏ひき肉 100g
豆腐 1/4丁
玉ねぎ 1/2個
生姜 小さじ1
にんにく 小さじ1
塩こしょう 少々
※生姜とにんにくはチューブ使用です。

肉と野菜がたっぷり入った味噌汁です。
冬に暖まりたいときに、栄養がたくさんつまったスープです。
ご賞味くださいませ。

今回、一般的な作り方との違いですが、
具材を別々に煮ることで、煮くずれをおこさず、食材に合った食感に仕上がっています。
そして、メインの鶏肉は、鶏もも肉と鶏つくねを用意し、味と食感の違いが味わえる品となります。

さらなるアレンジだと、丸鶏使用も面白いかもしれません。
ただ、丸鶏だと、いつでも手に入るわけでもないので、

鶏もも肉と鶏ミンチを使用することで、手軽で腹の足しになるスープになったと思います。
先に焼き付けることで、若鶏の余分な脂を減らし、
沸騰させないように煮ていくことで、余計な臭みがなく、しっとりと柔らかなお肉となります。

今日の一言
『さつま汁といい、芋煮といい、郷土料理のスープは、ほっこりして、栄養満点』

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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